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詩
蜉蝣
蜉蝣
宙をたゆたう
空をすべる
葉にとまる
そしてまた飛び立つ
夏の
たいようの光を
いっぱいに浴びて
時をたゆたう
空を見上げる
今が止まる
そしてまた生まれるまで
秋の
ゆうやけの光を
静かに浴びて
蜉蝣と書いてかげろうと読みます。蜻蛉の別の漢字ですね。かげろうは古来より短命の例えとして使われています。そこが気に入って名前にしているのですが。ひと夏だけ生きられる儚さ、日本人の美意識だと思います。
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