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夕暮れ、夏
いつの間にか蝉が鳴いている

冷房の効いた部屋でそんな事にも気付けずに居る

季節は知らぬうちに巡る

僕は何も変われないままで居る

背中に流れる汗を不快に思って

冬の寒さを想う身勝手さ

便利さと忙しなさに身を流され

また失っていく遠い日々


遅い夕暮れを待ち侘びていた

あの夏の日


消えていくのは

儚き蝉の声

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