詩
脳内不感症
誰か耳元で叫んでみてよ
両手で耳を塞ぎたくなるか試してみるから
鼓膜が破れるならしめたものね
もうこんな温いノイズも聞かなくていい
発狂する程の刺激が必要
あたしが生きてると分からせて
ぶれちゃった意識をここに戻して
生温過ぎて幽体離脱してるんだ
バラバラになった脳味噌と手足
伝達物質が決定的不足
喋くる言葉すら無意識
そんな事言うつもりないのに!
片足を天国に突っ込んで
見てる世界は現実的地獄
もうなるようにしかならないと
諦めるのが唯一の呼吸法
もうくだらない目の前なんかみてやるもんか
爆音を脳内に響かせたら
ちょっとはマシに…ならないか
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