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雲珠桜は夏に彩る
非常時での日常15







「京子ちゃん!これ、必ずユカさんがいます!」


「本当だね!」


「…………ごめん」


「?ユカさん…………?」





私は二人の声につられるまま、写真をほとんど奪い取るようにして覗き込む。そこには確かに、私が写り込んでいて…………。
私が写真を見て、固まっていると、京子ちゃんはそっと私の手から手紙を抜いた。





「これ…………」


「…………もしかして」





京子ちゃんは少し、確信めいた様に口を開いた。



雲雀さん、ユカちゃんが居なくなってからもずっと…………探してたのかな?



その言葉を聞いた途端、何かが切れた。





「!…………っ」


「え?あ…………ユカちゃん泣かないで!」


「はひ、ユカさん!」


「う………ご、ごめん…………っ」





涙は止まらなかった。
雲雀さんは本当に私を探してくれていたのだろうか?私がいなくなったあとも?ずっと?





「…………っ!」





嬉しい。でも悲しい。
私が帰ったのならば…………再びこちらに来れる可能性はほぼ、ゼロに等しい。それなのに、ずっと探してくれるのか。…………否、くれていたのか。





「京子ちゃん、ハル…………」





私は流れ落ちる涙を必死に掬い、二人に向き直った。





「何ですか?」


「お願いがある…………」


「?」


「後で渡す手紙、受け取っていてほしい。詳しいことは後で言うから」


「…………うん。分かった」





二人はゆっくりと頷いてくれた。
私はその事に安心して、笑みを浮かべる。


そのまま私達は雲雀さんの部屋を後にし、何事もなかったかのようにその夜を過ごした。

二人が気を使ってくれたと言うことは、何となくわかった。












×あとがき×


ども、あひるです。

突然なんですが、私は福岡に住んでいます。
今、『九州北部豪雨』と名付けられている大雨(災害?)に戸惑っています。

と言っても、私の地域はそこまで目立った被害はないように感じられます。
私の受けた被害と言えば、部活帰りにタクシーに水ぶっかけられたり、制服びしょ濡れで帰ったくらいですよ。スカートから水が滴り落ち、靴の中はびしょ濡れ。傘の意味は?…………ってくらいです、はい。

最近大雨が酷いなーと思っていると、災害的な位置にいつのまにかついていたこの大雨。
八女市など私の知っている地域でこんなことになるなんて正直、思ってもいませんでした。
雨が降って部活なくなる!ラッキー!程度でしたから。

どんだけ浅はかな頭なんでしょうね←

しかも台風も直撃までとは言わずとも、近付いている様子。どうなるんだろうか、九州…………。

傘が手放せない日が続きます。

(…………ん?物語関係ない上に、なんかシリアス…………?すいません;)





×レビュー返し×



虹ソラ様!(*^^*)


レビューありがとうございます!

最初から読んでいただいて…………大変だったでしょう。ありがとうございます(*^^*)

この話は自分でも楽しみながら書いている話です。それで楽しんでいただけたなら、とても嬉しいです!
これからもそんな楽しめる話になるように頑張って精進していきます!

引き続き、『雲珠桜は夏に彩る』をよろしくお願い致します(  ̄▽ ̄)





空様!(*^^*)


レビューありがとうございます!

今回は未来での日常を色々と載せてみました!このメンバーはネタが色々と出てくること(笑)
これで白蘭との対決が更に遠退きそうです。

…………最後はシリアス?まあ気にしない気にしない←




悠利様!(*^^*)


レビューありがとうございます!

こんな長い話を読んでいただいて、しかも好きといっていただけると本当に励みになります!

いつぞやの件は本当にすいません;;;
でも、この今の話を全力で頑張りたいと思うので、これからもよろしくです(^^)






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