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雲珠桜は夏に彩る
狙う者と狙われる者01









「ミルフィオーレの主力部隊を追い込んでしまうなんて…………ボンゴレの戦力を舐めていたよ!」


「なっ、入江テメェ!」


「ちょっ、獄寺君?!誉めてくれてるんだから!多分…………」


「そうそう、素直に受けておきなよ♪うちの主力部隊を追い込むなんてそこらのファミリーには出来ないんだからさ♪」


「そう…………………っ…!?」


「ま、この戦いもただの小休止だけどね♪」


「えっ…………




白蘭サン!?」







目の前に映し出される真っ白な姿。でも、その姿は何処か透けている。本人じゃないと言うことは直ぐに分かった。







「…………ホログラム、だな」


「チッ、一体奴は何処から…………!!」


「すんごい楽しかったよ、イタリアの主力戦もメローネ基地の方も。さっきはただの、って言っちゃったけど、前哨戦にしてはちょっと有意義すぎるんじゃないかってくらいね」


「白蘭サン!!」







嬉々として話す白蘭。その表情は言っているように本当に楽しそうな笑みを浮かべていて…………。そう、例えるならゲームを子供がやり進めているときのあの、楽しくってたまらないと言う表情だ。
私は思わずポツリと呟く。






何でそんなに笑えるの。


何でそんなに残酷なことができるの。


そんなにこの世界に馴染めないの?








「…………白蘭」







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あきゅろす。
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