黒(小説)
2
「レイナ様ー」
出来ることなら無視したい・・・、駄目ですかね?
っと思いながらも、声がする方を見た。
「大変だよー」
そこには、麻美の姿があった・・・
そう、麻美だけの姿が・・・
「何処?」
私は大体の事はわかった。
麻美が大変だって言うことは、あれしかない!
「あっち!」
麻美が指をさした方に、私達は走った。
「さすがだね・・・」
由利は走りながら呟いた。
「あそこだよ!」
麻美が指差し先には、
沢山人だかりが出来ていて、その中央からは、どなり声などが聞こえてくる。
私達は、ひとだかりをよけながら、中へ入っていった。
「やっぱり・・・」
そこには硫斗と椋が、3人の男と喧嘩をしている光景だった。
これが、私の恐れていたこと。
「お前が悪いんだろ!!」
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