黒(小説)
文化祭 1
「準備出来た!」
今日は年に1度の皆のお楽しみ文化祭!
そう、皆がたのしいハズの文化祭なのですが・・・。
「楽しみだね、麗奈と由利!」
隣でニコニコしながら準備をしているねは、同じクラスの有紀、私らの学校での友達。
「そうだね・・・」
私は微妙なテンションで答えた。
いつもならここで、明るく答えるんだけど・・・
「どうしたの?」
だって今日はあいつらが、文化祭にくるから・・・
「あの子らの事?いくらなんでも大丈夫じゃない?」
そういいながら、由利は笑っている。
確かに大丈夫だと思うけど・・・つか思いたいけど・・・。
「?私にはよくわかんないけど、文化祭楽しもう!」
私も何も考えずに文化祭楽しみたいのはやまやまだけど、そうもいかなさそう・・・
「麗奈、さっきから呼ばれてない?」
あぁ、やっぱりですか・・・
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