THANKS
さん。


茱吏から…イイニオイがする。最近切った髪からだろうか?
襟足が長いって担任に怒られてたからな。

「…何?なんか依月変。」


…変?変態だからなー俺。あ、違うって?


「んー…あのさ、」
「何?…宿題以外ならやだよ?」
「えー?何で!」

って、ガキかよ。

「俺、最近変かも。…だから。」
「変?何が。」


茱吏の部屋の前。
茱吏が立ち止まって俺を見る。

「何…?」
「……あのさ、依月見てるとしたくなるんだよ。」



なぜって思わない。
俺も茱吏見てるだけで疼くから。
俺は人ん家の廊下だという事もすっかり忘れ、茱吏を壁に押し付け唇を塞いだ。

「…んっ!は…」

茱吏から放つ匂いが、狂喜する俺を呼び覚ます。

「茱吏、しよ?俺、すっげーしたい。」
「……宿題してねぇもん。ダメだって。」
「ダメ。俺もう…」


ドアを開けて、部屋の中に茱吏を押し込む。
そして直ぐに、ベッドに茱吏を組み敷いた。

「宿題。」
「茱吏だってしたくなるんだろ?」
「それはそれだって。」
「風呂入って待っててくれたんじゃねーの?」


言って、首筋に吸い付く。同時にスエットの中に手を忍ばせ、茱吏の突起を指の腹で摩る。

「や…だって!」

口では拒否る茱吏も、吐息は既に期待している。


――俺から繰り出される愛撫を。



[*←前][次→#]

4/8ページ

[戻る]


あきゅろす。
無料HPエムペ!