THANKS
⑥‐然SIDE
俺はデートのつもりだったのに、2人きりではなくなってしまった。
残念だけど、楽しそうだからいっか☆
志信の言う事を聞く代わりに、俺も一つ提案をした。
パンフのプログラムに、でかでかと書かれたイベントに参加することを、だ。
いわばそれはこの学園祭の名物であり、一番の大目玉。
【仮装コンテスト】
仮装といっても幅広く、けっこうなんでもあり。
もちろん女装も♪
飛び入り参加がOKなのが、人気の一つでもある。
ぜひとも志信に参加してもらいたいｖ
コンテストの事を、三人にも話して見る。
「志信さん、参加するんですか？じゃあ僕もしよっかな。」
「マジ?!弘樹の衣装は俺に選ばしてっ！」
結構乗り気な春日部くんと柊くん。
よしよしｖ
「然っ、俺は参加するなんて…ッ///」
「視察だけじゃなくて、実際体験しないとわかんないでしょ？ねｖ」
学園の為、文化祭の為、それは文化部総部長としての役目！
なーんて、もっともらしい事を言ってみる。
「志信の衣装は俺が選んだげるね☆」
そして芹沢くんはというと、大葉くんって子を待ち合わせをしたらしく、先に行っててくれって。
一人で大丈夫かな？
なんか危なっかしい子だな～目が離せない感じ。
そんなこんなで、会場である体育館へと向かって歩き始める。
えへへｖ楽しみっ☆
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