THANKS
D‐芹沢SIDE
なんか…
なんか!なんか!!
ビックリしたよー!
春日部がぶつかったの、すっごいキレイな人なんだもん!
線が細くて優しそうで…んで頭良さそう!
すっごい美人さんなんだ!
名前はね…志信さんって言うんだって!
そんで、一緒にいる人は…柊よりちょっと小さい?くらいのスポーツマーン!って感じの爽やかさん!
この人は然さんって言うんだって!
二人共俺たちより年上らしいんだけど、とっても気さくでイイ感じ!
しかも並ぶとムチャクチャ美形同士ですっごい素敵なんだ!
…って興味津々で二人を見てると、志信さんが久遠ばりの美人オーラ満天のやんわり笑顔で笑って。
「ここで会ったのも何かの縁だし…良かったらみんなで一緒に回らない?」
突然の志信さんの提案に一番驚いてたのは…連れの然さんみたい。
「え!志信!?」
「いいよね、然?」
うーんとか何とか唸ってた然さんがなにか閃いたらしく、志信さんの耳元で何かをコソコソって言って…。
言われた志信さんは顔を真っ赤にして何か言いたそうに然さんを見上げた。
そして、笑顔で俺たちの方を向いた然さんが。
「そうそう!みんなで回った方が楽しいから一緒に行こう!ね、志信?」
イタズラっ子みたくニコニコっと笑った然さんは…年上なのにすンごく可愛かった!
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