THANKS
『おなじいろ』




みたいんだ
あのときの色を


きみが言った



いつのだろう…

同じものはもうないよ


だから
重ねたい



ふたりでみてる
ゆうやけを





渡り廊下の窓の前に立った僕と祐一郎。

ジッと外を見つめたままの二人の手が…どちらからともなく近付き、ゆっくりと繋がれて。

「キレイだね…」

「…うん」

繋いだ手に少しだけ力を込める。

キレイだよね…
でもそれはきっと。

キミとこうして一緒に見れるからだよ。
明日の夕日も、明後日の夕日も。

ずっと一緒に…いつまでも一緒にいられますように。



‐END‐




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あきゅろす。
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