poemT
詩〜うた
自転車のかごに詰め込んだ
その小さな隙間から少しずつ溢れてゆく詩(うた)
初夏の薫りが風になって
自転車とすれちがう
その度に青空にドレミが流れるよ
この詩はどんな物語を奏でてゆくのかな
誰にもわからない明日
だけど今日が楽しいなら
明日も楽しい気がする
だから僕たちは唄ってゆけるんだ
堅苦しいプライドはほどいて
軽くなった自転車なら
そよ風だって翔んでゆけるよ
辛い毎日が 楽しい毎日がいつか誰も聴いたこともない
ハーモニーを奏でるから
その瞬間が来るまで
初夏の薫りを身にまとって
詰め込んだ僕らの詩を
大空に永し続けてみようか
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