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EVERY DAY
07
達治は生徒に向かってにこりと微笑んで壇上に上がった。

「えっと…まず、
ご入学おめでとーございまーすっ!」

えらくテンションが高い。

「俺は実行委員、この度委員長に選ばれた小笠原達治です。このクラスの担当になりました。
3回生、彼女募集中ですっ!!」
達治は自分ができる限りのスマイルを向けたが周りでは冷めた笑いが起こっただけだった。

「何言ってんの…、あいつ。」
恵里は呆れ果てている。

「………………。

えっと、じゃー今日の予定を言っときます。予定っていうか、なんていうか。

今日集まってもらったのは、新入生歓迎フェスティバルのことを決めるためです。
毎年やってることなんだけど、今年は4月27日の土曜にすることになりました。
で、それなんだけど、実行委員だけじゃ人手不足なので、1クラス3人、補佐として活動してもらいます。
きっとやりたがる人なんていないだろうから……」

と、達治は教卓の下に潜り込み、あらかじめ用意されてたのだろう、箱を取り出した。

「はい!くじ引き!
顧問の先生から事前に申し出があった部活動生だけはひかなくていいので、こっち側から、箱回してこっか。」

と達治は窓際の席に行き、一番前に座っている生徒に手渡す。

一人一人が引いていき、回っていく箱を見ながら「君たちももう大学生なんだから、ズルはなしねー。」と達治が呼びかけた。



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あきゅろす。
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