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EVERY DAY
05
足止めを食らったせいで通常より2倍ぐらいの時間がかかってしまったが、ようやく食堂にたどり着くことができた。

真昼間だというのにそれほど食堂は混んでいなかった。
恵里がいうにはこの日は上級生や1年生も他の学部のいくつかは休みらしい。

今日の説明会は学部ごとに分かれて行われており、みずほたち以外の学部もいくつか説明会が行われているが、その他は明日やるということらしい。
なので、今日説明会があったみずほたちは明日休みなのである。

「こんな中途半端に休みがあってもねー。」
メニューを見ながら恵里が言う。

「あ、そーだ!明日一緒に買い物行かない?みずほがいいなら。」

「買い物?」

「服とか、あとせっかく一人暮らしなんだし家具とかまた見たいなって。」
家具を買う金はなかったが、見るのもわりと好きだったので恵里の誘いを快く承諾した。

「ありがとー。楽しみ〜!あ、ライスの小下さい。」

恵里は豚の生姜焼きを、みずほはオムライスを注文した。



窓側の席をとり、今日渡された大量の資料の入った重い荷物をあいたイスに置いた。

「さっきの人って、結局何だったの?」
みずほがいただきますと手を合わせる。


「んー…先輩、かな?
認めたくないけど。
彼氏の部活の先輩。あたしもマネージャーやってたから。それで先輩。」

なるほどとみずほは口をモグモクさせながらうんうん頷いた。


お世話してやったのはあたしなんだけどねーと恵里もパクリと生姜焼きを口に入れた。




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