EVERY DAY
20
声のトーンを変えずにみずほは話し続けた。
「明日の準備とかして早く寝たいし。
雅哉も体調悪いんだから、早く寝るんだよ。」
全く優しさのこもってないみずほの言い方に、「知るか」などと言うんじゃなかったと心底後悔する。
「じゃ。おやすみー。」
みずほはにっこりと満面の笑みを浮かべて出ていった。
「俺
良いとこ見せるよりかっこ悪いとこばっか見せて…
何やってんだろ…。」
一人になった部屋でぽつりと呟いた。
部屋に戻ったみずほはため込んでいたカップラーメンを取り出し、お湯を入れた。
ここ最近雅哉が作りに来てくれるので使うことがなかったのだ。
3分タイマーをセットしながら、
―レトルトもいいと思うけどな。―
などと一人で考えていた。
To be continued.
第五話:キャンパス・ライフ
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