[携帯モード] [URL送信]

EVERY DAY
18
みずほが出ていってかなり時間が経過した。
お粥を作っているにしては遅すぎる。

ベッドの中で天井を見つめながらお粥作りに失敗して怪我をしてないだろうかと心配ばかりしていた。


その時、チャイムが鳴って玄関のドアが開く音がした。

「雅哉ー。入るよー。」


「あ!うんっ!!」
みずほの声が聞こえるなり体を慌ててふとんの中から起こす。

「作ってきくれたの!?」
盆を持ったみずほが部屋の中に入ってきて、ベッドの横に座り込む。


「おぉーっ!!

いただきまーすっ!!!!」

嬉しそうにの上の椀とレンゲをとり、ガツガツと粥を口の中に流し込む。


「…………。




レトルトな味がする…。」

雅哉の感想にみずほがぎくりとなる。

「あっ…あんたどんだけ舌いいんだよっ!!」


「れれれレトルトなの!?!?
否定しないのッ!?」


雅哉がショックで手放したレンゲが椀に当たってカンッと鳴った。




[*前へ][次へ#]

あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!