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EVERY DAY
17

「あ〜…頭痛い…。」


もう春とはいえ少し肌寒い夕方の風に吹かれて酔いがほとんど冷めたものの、今度は頭痛がしてきた。

「……意外にさっぱりした部屋なんだね。」

初めて入った雅哉の部屋をみずほが見回す。


若い男の一人暮らしだからもっと床にはゲームとかCDが溢れかえり、洗濯物等散らばっているのだと思っていたのにそういう物は一切ない。
それどころかテレビ、ベッド、机等…必要最低限の家具しか部屋には置かれていなかった。


「ま〜ね〜。」

雅哉が得意気にふふんと鼻を鳴らした。


「じゃあ安静に寝とくん…「お粥が食べたい。」」


「…………。」


帰ろうとしたみずほの言葉を雅哉が遮る。



「はぁ?何言ってんの。」


「お粥作ってよ〜。俺こんなだし…。」


「病人じゃあるまいし。
自 業 自 得 。」



「そんなっ!!俺は毎日ご飯作りに行ってるのにー!!」


「じっ自分が言い出したんでしょーが!!」


「みずほの鬼ーッ!!アクマァァ!!
もう味噌汁作ってやんないっ。」


「…………。
……ちょっと待ってて。」

はぁっとため息をついてから物凄く不機嫌な顔をしてみずほは雅哉の部屋から出ていった。





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あきゅろす。
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