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EVERY DAY
09

カウンターの右からみずほ、雅哉、美鈴、早妃と座っていたのだが、早妃が良子に席を譲り、カウンターに入る。

「今日のお客様は20にもなってない子供よ。そんな緊張しなくても大丈夫よぉ。」

早妃が準備途中だった食器を綺麗に磨きながら優しく良子をなだめる。

「はい…。でもこの子たち見てると息子や娘のこと思い出して…逆に緊張してしまうんですよ…。」


―いっ…いたたまれない…!!いたたまれないッッ!!

何があったんだ、この人…!!―


「良子ちゃん……。

今日はせっかくお客様に慣れるいい機会だから二人とたくさん話してみるといいわ。」


「はい…すみません。」
再び良子がハンカチで汗を拭いた。

黙って煙草を吸っていた美鈴が、火を消すとカウンターに入って早妃と並んだ。

「さぁさ。それじゃあ飲みましょうか。今日はあたしの奢りだから、好きに飲んでね。
良子は雅哉君の隣に移って。」

そう言うと美鈴はグラスを5つ用意した。

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あきゅろす。
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