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EVERY DAY
04

「早妃って人、そんな悪い人には見えないし、多分大丈夫だよ。」

のん気なみずほについに雅哉がため息をつく。

「……前から思ってたけど、みずほって物事を深く考えないとこあるよね。」


「…こないだ似たようなこと友達に言われたよ。」

友達とは合い鍵問題の時の電話相手である。

「うん。見知らぬ男を部屋に入れたりとか。気をつけた方がいーよー。」


―入ってきたおまえが言うか!!―



「お待たせぇ。」
二人がそんなやりとりをしてるうちに早妃が『ママ』を呼んできた。


「この店のママの美鈴ママよ。」

早妃が紹介したその人は着物を着た、綺麗で細い女性だった。色で例えるなら紫といった感じの人で、妖艶な雰囲気を出していた。

その女性の美しさに二人は早妃の時とは違った気持ちで口をぽかんと開けた。



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