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EVERY DAY
03

外から見てあまり大きくなかったように、店内も少人数の客をもてなす程度の広さでこじんまりとしていた。

カウンターには椅子が5つ並び、ホールにはテーブルが2つ。
奥にはカラオケ機器1つ置いてある。

みずほ達はカウンターの一番手前の椅子に座った。
カウンターに合わせているので少し高めの椅子だった。


「……みずほが俺の嘘にちゃんと合わせてればこんなとこに来なくて済んだのに…。」
着席してから雅哉がぽつりと漏らし、ため息をつく。


「あたしのせいか。

あたしはついてきてなんて言ってないよ。」

「心配じゃん!
何されるかわかんないし…。
ほら、もし万が一みずほがこっちの世界に連れ込まれて男になるとか言い始めたら……。」

雅哉はガタガタ震えだし、「俺泣くよー。寝込むよー。」と一人で言っていた。


「……………。


バカか。」


みずほはがくりとうなだれた。



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