EVERY DAY
01
-"SNACK MISUZU"-
人々の視線が感じられる。
それもそうだ。
男同士―雅哉と早妃―が腕を組んで堂々と道の真ん中を歩いてるのだから。
みずほは極力他人のふりをして離れて歩いた。
「ママがねぇ、せっかくあんた達が来るんだし、引越祝いも兼ねてにみんなでパァっとやりましょうって。
今日は特別にタダにするからじゃんじゃん飲んでねぇ。」
と早妃がはしゃいでいたが、二人はあまり乗り気になれなかった。
既に帰りたかった。
「近いから、歩いてすぐ着くわよ♪」
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