[携帯モード] [URL送信]

EVERY DAY
16

「あ、おかえり…。」
後ろを振り向くとゼーゼーと息の荒いみずほがいた。
雅哉は玄関で立ち止まっていたようだ。

「た…ただいま…。」

「みずほ、」




「……………。
ちょっと…いいかな。」
雅哉が何かを言いかけたが、荒い息を整えてから遮るように言い、雅哉を部屋へと入れた。





みずほが軽く息を吸い込む。

―なに緊張してんの。普通に言えばいいんだよ。―

言い方は色々考えていたが、忘れてしまったのでもう率直にいうことにした。


「あの…さっ!!自分で言っといて悪いんだけど、
合い鍵…っ
返してほしいんだっ…。」



[*前へ][次へ#]

あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!