EVERY DAY
12
「今日は本当にありがとうね。片付けからご飯まで。」
みずほが箸で鯖を割きながら言う。
「んーん。
みずほが俺の彼女になってくれるって言うなら全然おっけー。」
!?
「あっ…
ああたしら今日会ったばっかじゃん!?
そりゃ、ま雅哉に料理教えてもらえるならいいとは思うけど!!」
突然の告白にみずほの顔はニホンザルのように赤くなり、驚きのせいか言葉もたじたじになってしまった。
そんなみずほを見て雅哉がポカーンと口を開けている。
「冗談のつもりだったけど…
もういっそ付き合おっか?」
そう言うと雅哉は、お決まりとなったへらーっとした笑顔をみずほに向けた。
―…冗談……―
ピキィッ
「そういう
嘘を
簡単につくなー―ッ!!!!」
右ストレートッ!!
みずほの渾身の一発は雅哉の左頬へと決まり、
殴られた本人はというとそのままノックダウンしてしまったのだった。
隣の部屋の変な男に迎えられ、みずほの新生活が幕を開けた。
To be continued.
第二話:恋する男心
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