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93゚
(08)

 
好きと気付いたのは良いもの……あれから幸慈を避けるようになってしまった
 
みんなもあるだろ!?
 
ほら…その、す、好きな奴が出来たら変に気にしちゃうっていう…
 
それでその人が離れてくとか、漫画で有りがちだからそれも嫌なんだけど…
 
「…おん?詩遠?」
 
「い、いぎゃぁああぁ!!」
 
いきなり隣から声が聞こえて、まるでゴキブリが出たような悲鳴が俺の口から出た
 
「だ、大丈夫?」
 
俺を呼んでいた人物は志紅。
 
今日はお互いがお互いの相談にのってもらうって事で、教会の近くの公園に来ていた
 
「それでねっ、遙さんにどうやって接したら良いのかなぁって…」
 
志紅は遙さんが好きらしい
 
話を聞いているとなんか志紅が可愛い…
 
だってなんか一生懸命です。って感じで。
 
志紅なら大丈夫そうだなぁ…だって遙さんも好きそうだもん
 
「志紅はそのままで良いと思うよ?楽しいときは笑って、悲しいときは泣いて…それで良いんじゃない?」
 
「…それ詩遠にそっくりそのまま返す!!」
 
うっ………
 
少し膨れっ面で上目遣い
 
今、俺の方が背高いもんねっ!!
 
俺はブランコに立ってるけど、志紅は座ってる
 
「幸慈さんねぇ…」
 
「…うん」
 
志紅は話を変えて幸慈の話。
 
わー結構照れる///
 
志紅は適切に相談に乗ってくれて、逆に俺はちゃんと言えたかなっていうのが不安
 
なんか最近色々上手くいかない
 
本当…つかれ………
 

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あきゅろす。
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