93゚
(07)
「初めまして。俺、詩遠って言います」
少し俺より高い男の子を見ながら挨拶すると、男の子は緊張が取れたのか笑ってくれた
「俺は、志紅(シグレ)です。」
笑顔が可愛い…
名前が格好良い…
きょーー////
「あの、その、アドレス……」
ほんのり顔を染めながら言う志紅…。
可愛いなぁ…
ペットにしたいかも
「うんっ!!交換しよ」
俺の許可が取れると安心したように息を着き、俺達はアドレスを交換した
その後、ご飯を食べてから遙さんと志紅と別れた
志紅を送ってから帰るらしい遙さんは、今日は教会に寄らないらしい
「志紅かぁ…可愛い子だったよね!!」
「…あぁ。そうだな」
ズキッ
幸慈が肯定した途端…俺の胸にどす黒い何かが渦巻いた
自分から話をふったくせに…馬鹿だな
最近こんな事ばっかだ
幸慈の事を考えると胸がズキズキしたりポカポカする
今…気付いた
俺、遙さんに…志紅に嫉妬してたんだ
俺――…
幸慈の事
…――好きだ
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