93゚
(19)
ベッドの上にある塊に近付いていくと、子供のようにスヤスヤねる蘭さんの姿が
寝かしておこう…
足音をたてずにゆっくり廊下を歩き、リビングに行った
「蘭さん熟睡中だった」
「クスッそっか……じゃぁ3人で食べようか」
最初のクスッてなに?ねぇ、俺凄く怖いんだけど
今日のメニューはオムライスにサラダ。
美味しそう…蓮さんの作るご飯はすっごい美味しいんだ
「幸慈、今日は仕事あんの?」
「昨日一気に片付けた」
「なら良かった!!詩遠の面倒みてくれる?今日、結婚式があるんだ」
あぁ…そう言えばそんな事があったような気がしないでもない
幸慈どこ連れていってくれるのかなぁ…
なんてまだ返事もしてないのに考えていた
「あぁ…いいぜ。詩遠、どこ行きてぇ?」
もう食べ終わったのか珈琲を飲んでいる
オムライスにサラダ…に珈琲って…合わなそう
「んー…あっ!!ペットショップ行きたい!!」
明日お隣さんの女の子が誕生日なんだ
教会で歌っていると一緒に歌ってくれる
話していたときに子猫が好きって言ってた…まぁ成長したらでかくなるんだけどね
「あぁ、そうだな」
優しく笑ってくれるこの笑顔好き
ご飯を食べ終え幸慈の車に乗る…お金は蓮さんの手伝いをして、おこずかいを貰ってるから結構ある
ばあちゃんのは極力使いたくない
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