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93゚
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「よ、蓮」
 
初めて幸慈と会ってから一つ気が付いた事がある
 
幸慈は毎日のようにここにくる
 
なんでだろう…ここに大切なものがあるから?
 
違うよなぁ…だってみんながそうじゃないって言ってるもん
 
あ、なんかあれから力が凄いんだ
 
1つは動物たちと会話ができること
その前に動物たちの会話が聞こえ、今では出来るようになった
 
2つは人の寿命がわかること
蓮さんの親戚に会ったその夜に、予知夢みたいなのをみて次の日に亡くなった
 
3つは予知夢?ができること
おばあちゃんが引かれそうになったときの予知夢
 
小鳥に聞いてもはぐらかされる
 
みんなして仲間外れするんだ…別にいいもん…
 
遙さんと遊ぶから
 
「こーじおはよう。遙さんは?」
 
「今日は居ねぇよ…そんなに遙に会いてぇのか?」
 
幸慈の後ろをみるといつもいる遙さんがいない
 
ちぇ…今日は楽しくないや
 
「うん…だってこーじ、蓮さんとばっか話してて楽しくないんだもん。蘭さんは辛そうだし…」
 
「詩遠ーー!!ご飯だよー?蘭呼んできて!!幸慈はご飯いるー?」
 
家中に大きな声で叫ぶ蓮さんの声が響く
 
「はぁぁい!!こーじ、食べるなら先行っててね」
 
一応返事をし、二階に上がる
 
蘭さん大丈夫かなぁ…昨日…声が…うん。
 
普通に聞こえてたし。でもまぁ、蓮さん嫉妬深そうだし…うん
 
「…蘭さぁん?ご飯だって。大丈夫?」
 
ギギっと奇妙な音をたてながらドアを開ける
 

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あきゅろす。
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