[携帯モード] [URL送信]

93゚
(14)

 
その後、おばあちゃんとお別れをして家具の片付けにはいった
 
「すいません…蓮さんまで…」
 
「いいよ。本当は俺が行くつもりだったんだし」
 
蓮さん…やっぱり良い人だわぁ…
 
幸慈なんか指示するだけでやらないもんね
 
あぁ…やだやだ。
まぁ、蘭さんはね?うん。
 
さすがに辛いと思うから休んでもらう事にした
 
「おっせぇなお前ら……チッ…呼ぶか」
 
え、誰を…?
え、ちょ、まじで?
 
数分後……
 
スーツを来たなんと…顔形のいい集団から裏口に入ってきた
 
「……ぎゃ、ぎゃぁぁぁあぁああ!!」
 
俺は出来る限りの大声を出して、端で座っている蘭さんの後ろに隠れた
 
怖い怖い怖い怖い
怖いよおぉぉぉおぉ!!
 
だって坊主とか、ロン毛とか…特に先頭に立ってる人!!
 
軽く髪が長めでハーフっぽい
和風美人?みたいな
 
表ではにこやかだけど裏とか真っ黒そう…
 
「え?詩遠どうした?……怖かった?」
 
「………………うん」
 
軽く涙を目に溜めながら頷く
 
し・か・も!! 
俺が叫んだから不良……ヤクザさんは顔を歪めているから余計…
 
「幸慈さん。これを運べば良いんですね?」
 
「あぁ、配置はあいつに聞け」
 
和風美人さんが幸慈に言われた通りに、周りの人たちを動かす
 
そしたら変な人が近寄ってきた
 
「嬢ちゃん、可愛い顔してんなぁ…俺の女になるか?」
 
うわ、気持ち悪い
近付かないで
生理的に無理です
 
男の人がさらに俺に近付くと、周りが気付いたみたいでコソコソしている
 
ぎゃー助けてぇ!!!
 

[←][→]

14/23ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!