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93゚
(05) ※

 
幸慈の隣に座って黙って聞く。葎さん…いい笑顔でその名を呼ぶ。きっと幸慈は葎さんをとても信頼してるんだろうなと思った。
 
紹介してくれるときも笑顔で…、多分、俺はそれにも嫉妬すると思う。
 
「またそう…」
 
「だって、こーじ楽しそ…ん・ふ、」
 
まだ話している途中なのに、でもいつもみたいに乱暴なキスじゃなくて優しいキス。
 
そのまま幸慈の手が複雑な執事服の中に入ってくる。幸慈の手はいつも冷たくて、身体がビクッと震えた。
 
「詩遠の嫉妬は暫く見てなかったな
…ちゃんと慣らしてやる」
 
身体を後ろの机に倒されて、幸慈の熱い舌が俺の首を舐める。だ、めだ…少しの刺激でも気持ちいい。
 
「や、恥ずかし…ひゃ」
 
俺の小さなピンクの突起をぐりぐり弄る。鼻から抜けるような声を抑えるために、自分の指をきつく噛んだ。
 
何回やってもこの行為には慣れない。元々俺は受ける側ではないし、甘い声が出ることも変な感じだ。
 
「あ!!…や、早いっよ…んーっん、んあ」
 
「はっ、加減が気かねえ」
 
いきなり俺のモノを激しく抜いて、もう片方の手でローションを器用に出す。
 
冷たい感覚にも小さく声を上げた。でもそれはすぐに熱くなって、くすぐったい。
 
幸慈の指が入ってくる。少し痛いけど…止めたくない。それも幸慈に伝わったのか、いつもの荒々しいキスをしてくれる。
 
「ん、ぐっ…
苦し、よ…やあっ、〜ッ!!」
 
「わり、本当余裕ねえから急ぐぞ」
 
2本目が入ってきて、俺のイイ所に当たる。イきそうになったのに、幸慈の手がそれを許してくれない。
 
幸慈の余裕のない顔も久しぶり。なんか可愛くて手を伸ばす。そのまま背中に回して、ぎゅっとした。
 
 
「もう挿れるぞ」
 
指が3本も入っていて、自分でもヒクついてるのがわかった。すごく恥ずかしい…。
 
「あ…、ん、あう」
 
「…ッ、辛いか?」
 

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あきゅろす。
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