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(01)

 
 
 
波瀾万丈文化祭

 
 
 
今、俺には楽しみなことがある。それは…人生初の文化祭!!
 
小学校では雨での中止や発熱を出して、奇跡的に6年間出れなくて、中学校には通っていないから出ていない。
 
どうしようっ、本当にわくわくしてる。それがみんなにも伝わっているのか、志紅は嬉しそうに 「 頑張ろうね 」 って言ってくれた。
 
今日も生徒会室で文化祭でなにをやるか決めるんだ。まずは出すものを決めなきゃね!!
 
「んじゃあ、
飲み物は紅茶がメインでいいかな?」
 
「うんっ
ストレートとかミルクとか、抹茶、いちご…いろいろ出そう」
 
もっと出てくる。レモンにオレンジ、チョコなんかもいいかもしれない。
 
あと一ヶ月後…早くならないかなあ?幸慈と遙さんも来てくれるって!!
 
授業も身に入らなくて、柳瀬先生に何回も怒られた。クラスの子も来てくれるって言っていたし…。
 
 
「あ、もしもし?」
「そんなに楽しみか?」
 
幸慈からの電話。嬉しさと文化祭が楽しみで声が弾む。
 
「当たり前だよ!!
今日はね、服のサイズとか服の色とか…出し物決めたの。」
「そうか…何色にしたんだ?」
「なんだと思う?」
「どうせ水色だろ」
「へへっ、当たり〜」
 
 
早く見せたいなあ。あ、因みに志紅は黄色。憂は赤、沙夜はピンク。唯は緑で茶月は黒。みんなのイメージカラーだ。
 
もう時間は迫っていて、あと一ヶ月と思っていたのが、もう一週間になっていた。
 


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あきゅろす。
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