王者立海生の日常 季節外れの合宿 レギュラーから次々と疑問の声が挙がる 「みんなの気持ちは良くわかるよ ―――だけど少し考えて欲しい」 幸村は一つ頷くと机から身をのり出した 「………今夏の全国大会、 俺たち立海大は残念ながら 準優勝という結果に終わってしまった」 静かに語る幸村に、 テニス部メンバーも真剣に耳を傾け始める 「これからのテニス部のことは赤也たち2年に任せることになる…」 幸村は赤也を見据えたあと、 他の3年レギュラーを見渡した 「しかし、俺たちはここで終わるわけにはいかない、 そうだろう? みんなだって、立海大附属の中学生として、 テニス、したりないんじゃないか?」 [*前へ][次へ#] [戻る] |