王者立海生の日常
立海の玉子様3
全国大会2年連続優勝の実力を持つ立海テニス部はそのルックスも相まって人気が高い
しかし、ジャッカルがモテるなんて話はよもぎも赤也も聞いたことがなかった(彼は女子のなかでいわゆる“いい人”どまりなのである。)
それはダブルスパートナーのブン太でさえそうそう聞かない話だったようで、ブン太もかなり興奮していた
「それマジっスか!?」
「あぁマジだぜ 確かにこの目と耳で見て聞いたんだ『付き合ってください』って女子に言われてんのをな!それでよ、」
「ブン太!ここにいたのか」
「「Σうわぁぁぁ!?ジャッカル(先輩)!?」」
3人が肩を寄せあって話しているとジャッカル本人が現れた
「Σ何そんなに驚いてんだよ
お前、クラスの奴が探してたぜ
たく、なんでオレが…
つーか お前らこんなとこで何してんだ?」
「いやなんでも! ジャッカルありがとな!行こうぜ!」
「?あぁ、2人共じゃあな」
ブン太はジャッカルを半ば引きずるようにして屋上を去っていった
暫くして、2人の元にブン太からメールが届いた
"明日から3人でジャッカルを調査するぞ!"
メールを見て、2人は顔を見合わせてニヤリと笑った
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