王者立海生の日常
甘え
自分で言って、改めて赤也たちとの距離を感じる
自分はどれだけ非力な存在なのだろうと…
その時、海堂が鋭く言い放った
「…………………………てめえ、とんだ弱虫だな」
「え……………?」
弾かれたように海堂を見る
海堂は怒っているようだった
「マネージャーじゃねぇとか、くだらない言い訳並べやがって
ただ怖いだけじゃねーのかてめえは?」
「っ、そんなこと………っ」
無い、と言えなかった
実際、怖かったのだから
自分の本当の気持ちを伝えれば、彼らがどんな思いをするのか。
傷つけるかもしれない
軽蔑されるかもしれない
苦しめるかもしれない
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