王者立海生の日常
裏切り
トン、トン、と階段を降りていく
(というか、)
思えば、名前以外何も知らない男を、もう3日も家に住まわせている
(名前だって本名だかわからない)
挙げ句、何の抵抗もなく、
自分の部屋にまで入れてしまったことに自分が自分でよくわからない
「エイシュンさんはいつまで居る気なんだろう、
…………あれ?」
ふとリビングのソファーを見ると、
何かが隙間に挟まっているのが見えた
「なに……? あっ、」
それは、エイシュンに盗られたはずの携帯だった
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