王者立海生の日常
裏切り
ハァー、とわざとらしくため息をついたエイシュンは、よもぎからエイシュン自前のほつれたタオルをうけとると、
スルスルと糸をほどき、また新しく針に糸を通した
「仕方ありませんね、これは自分でやりますからアナタお茶淹れなさいよ」
「うう…わかりましたよ」
よもぎは勉強机の椅子から立ち上がると、ドアに向かった
部屋を出る間際、何気なくエイシュンを振り返ると、
エイシュンはよもぎのベッドに座って熱心に縫い物をしていた
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!