王者立海生の日常 合宿二日目 ―――合宿二日目 『………すー、はーっ』 よもぎは、深く深呼吸をする 手にはタオル、 足元にはかご2つ分のボール、 視線の先には不動峰のコート 『……よしっ』 少しだけ進むのをはばかる足を動かしていざ、 「あ、草薙さん!!」 『Σぴゃうッ!?』 一歩 歩きだした足を回れ右すると立っていたのは神尾だった 『か、神尾さん…』 神「ボールとタオル持ってきてくれたのか? サンキューなっ」 そう言うと神尾は屈託のない笑みを浮かべ、 ボールのかごをそれぞれ両手に持った 神「これ、重かったろ 一緒に持ってくぜっ」 『え!?そんな、悪いよ』 神「いいって いーって! 行こうぜ」 『あ、ありがとう』 歩きだした神尾に続いて、 よもぎも小走りにコートへ向かった [*前へ][次へ#] [戻る] |