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王者立海生の日常
季節外れの合宿






「……なんでー?」




よもぎはくいーっと首をかしげる



柳が幸村のあとを継いで説明を始める

「普段のマネージャー業は、
手の空いている一年生がこなしている




……だが、これからの時期は
彼らが選手として育つにあたって重要な時期……


俺たちの補佐などに時間を割く暇も惜しい





そこで年がら年中ひまで

そこそこウチの仕事も知ってるから

パシリくらいには使えるだろうと思ってな、


お前が指名されたんだ」





「やなぎくん酷い…」



「と、とにかく是非頼まれてくれないかな


絶対に無理はさせないよ」




「でも……」




立海テニス部のマネージャー業。



幸村たちは簡単に言うが、


生半可な覚悟では務まらないことは
容易に想像できる





何故なら彼らは『王者』と呼ばれる存在なのだから








その補佐を自分が……











「よもぎ、」







よもぎが悩んでいると、

真田が肩に手を置いてきた





「俺たちは、お前のことを信用している



一緒にきてくれないか?」





「弦くん」





「そーそーそんなに難しく考えんなよ」




「行こうぜ!!よもぎ!!」




「……うん、じゃあ、




よろしくお願いします!」







ブン太や赤也にも勇気づけられ、


よもぎは合宿に来ることになった



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あきゅろす。
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