安室に愛される(裏夢小説)
イチャイチャ
由梨花は、まだ来ない。
先ほど家に電話があり、ここに来れるのは九時過ぎるとのことだった。
服部と黒羽の彼女もココに泊ると聞いて、大喜びの様子で私も泊ると言ってきた。
大方食事が済んでしまって、「コレは由梨花ちゃんの分!」と律儀に由梨花の分を確保してくれていた女性陣が
食器を片付けにキッチンに入っていく。
「・・・お盛んだねぇ・・・。」
それを見送ると、快斗が透の首筋を見やりながらにやりと笑う。
「なにが?」
「この傷跡は・・・内出血やな。痕の大きさからして、犯人は女や。鎖骨の下に一つポツンと・・・
酒飲んで血の巡りがよおなったんで浮き出てきたんやな・・・。これは、もしかしたら他にも色んな所に付けられてるかもしれん・・・
透!ちょお服脱げや!!」
悪ふざけをしている服部の後頭部を思い切り殴りつけるも
・・・・しまった・・・昨日の・・・・・
由梨花に無理やりねだってつけさせたキスマーク・・・今朝シャワーを浴びていた時には全く気づかないほどだったのに
・・・酒、飲むとき注意しねーと・・・
目敏い2人に見つけられ、その彼女達にまで見つかったら・・・由梨花になんと言って怒られるかわからない・・・
恐ろしいほど高速の回し蹴りが飛んで来ることも確実だ。
「・・・言うなよ。」
シャツのボタンを一つしめておく。
「・・・言いやしねーけどね・・・お前・・・いいね、この世の春ってかんじ?」
「・・・・いーだろ別に・・・。」
「よお無いっちゅーねん・・・・イチャイチャイチャイチャお前らはホンマ・・・・。」
「イチャイチャって言ってもなー・・・・。」
思わず、少し悩んでいたことが口をついて出てしまった。
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