安室に愛される(裏夢小説)
覗いたりせーへんから


「べ、別にそういうわけじゃ・・・・。」

冷やかされるのには慣れていても、こんな風に自分が由梨花を思う所を言われるのが一番恥ずかしかったりする・・・・

「・・・・その、冷蔵庫になんか作ってあるからって言ってたから・・・適当に食べといてくれよ。」

由梨花の伝言を伝えると、透はそうそうに風呂場に逃げ込むことにした。

早く帰ってこないかな・・・と時計を見やりながら。


風呂から出ると、皆が大いに騒いでいて・・・・って、おいおい、酒飲んでんのかよ・・・・

「よぉ、透遅かったなぁ。」

「るせーよ・・・あーハラヘッタ。」

ソファを後ろに追いやって、なぜか床に直に座り込んでいる皆に習って座ると

目の前にはビールの缶、缶、缶・・・・・

「・・・どんだけ飲んでんの・・・。」

「そりゃ?俺ら明日創立記念日やしー?透とこ泊めてもらうつもりできてるし。」

「平ちゃんばっかずるいからさ。俺も泊ることにしたぜ?」

「・・・・家主の意向も聞いとこうとか、思ったこと無いわけ?お前ら・・・。」

ジト目でにらんでも、こいつらには効く訳が無い・・・・

「大丈夫やって!お前と姉ちゃんの部屋は覗いたりせーへんから!」

「本当に来るなよ・・・・。」

目が点になった皆を置いて・・・・透は目の前に差し出されたビールをグイと煽った。



決して、酒に弱いほうでは無いと思っていた。

だけど空きっ腹にビールを立て続けに飲んで、もしかしたら少し酔っ払ったのかもしれない。

なにしろ自覚症状が無いのでわからないのだが、若干意識が浅はかになる所があるのだ。

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あきゅろす。
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