快楽堕ち変態性奴隷(BL小説/エロ小説)
ゆっくりと挿入して


気がつくと裸のままでベッドの中にいた。いつものように俺一人ではなく、永井が横にいる。
俺は賢治に抱かれて熱さを感じながら意識を無くしたはず。


賢治に……抱かれて……。


永井は俺が起きたのに気がついたらしく、中年の体躯を揺らしながら覆い被さってくる。
そんなことよりも賢治は!?

「どうした?何か気に掛かることがあるのか?」
「…賢治、賢治はっ!?」
「ああ…だいぶ前に意識をしっかりさせて帰って行った。心配するな、あのことは一切覚えてない。覚えているのは私と…洋一、お前だけだ」


賢治が覚えてないのは幸いだけれど、俺だって覚えていたくなかった。
実の弟に抱かれて体を揺らしていたなんて。弟との情事が全て蘇ってくる。

「…どうして……どうして俺だけは覚えて……」

目頭が熱くなり嗚咽が漏れていた。永井の前で泣くなんてしたくなかったけれど、止めることが出来なかった。
永井は嗚咽を漏らしている俺を抱きながら囁いてくる。

「二人で記憶をなくしたらつまらんだろう?それにだな…まあ、いいか。さっきので私のは勃起しっぱなしだ」

永井の言葉に含み笑いが隠されていた。後に続く言葉も想像がついた。

『どうしようと私の勝手だ、お前は私のものなんだからな』


という、俺への扱いの言葉が。
永井は片足の膝裏を抱え上げて尻を開かせると、ペニスを宛がいゆっくりと挿入してきた。
体の中にまだ二人の精液が残っているらしく、簡単に挿入を許している。

「ヌルヌルして気持ちがイイな……。泣くほど哀しかったのか、賢治に抱かれたのが?だったら今から私が悲しい気持ちなんて飛ばしてやろう」
「……」

腰を押し付けてくると、今度はゆっくりと引いていく。
永井のペニスが体内で大きく膨らみ、律動を繰り返すたびにグチュ…ニチュ…と濡れた音が響いてきていた。

「くっ……そうだな、今度はここも犯してやろうペニスの中なんて今までないからな」

萎えたままのペニスを掴んで尿道口を指で擦ってくる。
いつもなら永井を体の中で感じるだけで、喘いでいたのに今は何も感じなかった。
ただ体の中に圧迫感だあって、心地悪さだけ。




罪悪感なんて感じなければいいんだ。感情も必要ない、ただの人形になればいい。




そんな事を思いながら、揺れる天井を見つめていた。

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あきゅろす。
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