守りたいもの 明け方の道を走る 何を思うでもなくただ無心で走ってく その先に何があるか今は分からなくてもいい いずれ答えを掴むから ふとあの日の事が頭をよぎる 心の中に眠る君の声 ふたりの気持ちが繋がった その瞬間に僕は気付けなくて 掴みかけたはずの君の手が 今ゆっくりと離れてゆく 辿り着いた道の先 どこからともなく聞こえてきたあの日の言葉 「守りたいものは何?」ふたりの関係?それとも… ただの僕のワガママ? 昇ってくる今日を目に映す その中に甦るあの夜… 決して見せなかった泣き顔を 君は初めて僕に投げかけた 掴みかけたはずの君の手は 随分遠くへ行ってしまったけど 誰も教えてくれなかった 大切な事を教えてくれた 君に「ありがとう」を伝えて その笑顔を守りたい [*前へ][次へ#] |