セピア
萎れた花を見て思い出が甦る
僕の心の中にいつまでも居るのかな
初めて会ったのは花咲く坂道で
気付いたらいつのまにか歩幅を合わせてた
君の小さな掌から
伝わる不安 隠しきれなくて
笑ったり泣いたりしなよ
いつものままじゃ疲れるだろ
少しだけでもいいから
いろんな顔を見せてよ
写真の中のふたりは無邪気なままで
でも時が経つにつれ色褪せていくのかな
互いの傷を増やすだけの
言葉のナイフ 振り回していた
枯れては咲く花たちを
僕らはいつも見てた
いつの頃からかそれは
セピア色になるのか
笑ったり泣いたりしてた
君の姿が…
残された僕はひとり
あの坂道を歩いている
枯れては咲く花たちを
僕らはいつも見てた
いつの頃からかそれは
セピア色になってた
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