悪魔も喘ぐ夜
*
「濡らしますよ?」
兄貴が何かを手に取り、その中身を俺の
窄まりに垂らした。
「ひゃっ!?冷たっ…これ、何っ?」
「キッチンにあるもの、ですよ。代用品で
すが十分でしょう」
指先で窄まり全体になじませると、中に
指を入れてきた。
「駆、膝を抱えて力を抜きなさい」
「っ……」
兄貴の要求していることがわかってカッ
と羞恥に染まるが、嫌だとは言えない。
兄貴を怒らせたら何をするかわからない
から。
羞恥を堪えて、仰向けに寝転んだまま胸
の方へと両足を折り曲げて膝の裏に手をあ
てる。
膝を開いたままそんな格好になると文字
通り下半身は丸見えで、まるで自分が見て
ほしがっている、触ってほしがっているよ
うだ。
兄貴の視線を感じて、窄まりがヒクリと
反応する。
「そうですよ。いい子ですね」
兄貴は笑みを浮かべながら再び窄まりに
触れた。
何かに濡れて滑りやすいそこはやすやす
と兄貴の指の一本目を受け入れ、入り口を
ほぐされると簡単に二本目を受け入れた。
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