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悪魔も喘ぐ夜
*
麗はすでにそのつもりなのか、俺の頬に
キスして耳の端を食んでいる。
「麗…。こんなことしてたら癖になっちゃ
うだろ」
「いいもん。ぼくはお兄ちゃんがいい。
お兄ちゃんと、したい」
わざとか。わざとなのか…。
「麗。俺は“お兄ちゃん”だろ?
お兄ちゃんとこんなこと、何度もしない
んだぞ、普通は」
「よそはよそ、うちはうち」
…どこでそんな減らず口を…。
頭を抱えたくなる。
麗には“普通”が通用しない。
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