続・ネコみたいな サソリの旦那は気まぐれ。 そう、最強と言っても過言ではないくらいだ。 そんな最強気まぐれな旦那にいつも振り回されるのはこのオイラ。 そのどんな気まぐれもとい自分勝手に耐え応えてきたのは、旦那が好きだからなわけで…好きなわけでぇ……。 それって、オイラの一方的な思いなのかなぁ? 「なあ、サソリの旦」 「駄目だ」 「な…まだ何も言ってねーだろ?」 「駄目だ、やらねぇ」 「っ、何でだよ!」 「やらねぇっつったらやらねぇんだよ」 何をやるかやらないのかでモメているかと言うと…その、つまり、簡単に言うと旦那とチョメチョメがしたいわけで…。 だけどっ誤解しないで欲しいのは、その性欲はもう一週間ぐらい前から続いているっていう事!それから今日までずぅぅーっとガマンしっぱなし! まだ若い方のオイラにとってこの記録は充分立派だと自分で思う…うん。 …やらせてもらえないなら自分ですればいいって?それが出来ればここまで苦労はしねー。 「っもうヤダ!自分で抜く!」 「だから、それも駄目って言ってんだろ?」 「っ…!なんだよー!もうオイラ一週間もお預けしっぱなし!ツラすぎる、体にもワリぃ、うん!一体何の恨みがあるんだよーッ!」 「別に恨みなんてねぇ。ただオレがしたくないだけだ。ちなみに今はお前が自分でイク姿も見たくはねぇ」 …なんだこの人。 我が儘にも程があらァ!!! 「もう旦那なんか知んねー!キライだッ、うん!!いいもん、飛段に相手してもらうから!オイラ本気だからな!限界なんだからなーーッ!!」 馬鹿バカっ旦那のバカッ! せいぜい悔しがってろよ、へーんだ!! ガシッ 「っ!」 「デイダラ…」 お?…もしかして旦那、やっとその気になってくれたのか?飛段とするなんてウソウソっ。やっぱ旦那が一番だよー…! 「……デイダラ…」 「だっ旦那…!」 今は旦那の微笑が女神の微笑みに見える…!聖母の如き美しきアルカイックスマイルっ!もうすぐだぞぉオイラのゴートゥーザヘヴン…! 「旦那セック」 「やだ、やんねぇ」 え…っ? 「あーん?飛段とヤるだと?オレの機嫌損ねちまったなぁ…。 もうあと二週間耐えてな、このヴォケが」 「………ッ!!(絶句)」 こうしてオイラの性欲に耐える日は続くのであった。 だって、旦那が好きだから、なわけで。 「安心しろ、オレもちゃんとお前を愛してる」 「じゃあ頼むからオイラをスッキリさせてぇぇーーッ!」 |