アンタとオレの関係
テスト勉強
有志と2人きりで朝ごはんを食べ、寮内のコンビニでおやつやらジュースやらを大量に買い込み、帰宅。
帰宅してしばらくしてから、予め約束してた和巴ちゃんと蒼太、健ちゃんが来て、5人で勉強会を開いた。
『ここ来て初めてのテストだよ』
「うちは1学期は小テストが多い分、中間テストがないからね」
蒼太の爽やかな顔!
「でも、期末テストは普通の学校に比べて2週間ぐらい早いんだって」
『そうそう。残りの3週間は何してんのって気になってたんだよね』
「残りの3週間のうち2週間は教育実習で、その次の月曜日が教育実習期間中の内容を対象とした小テスト。それで火曜日がお休みで、水曜日がテスト返却、最後の2日間が教育実習生との交流会と終業式だよ」
『……………和巴ちゃん』
「なぁに?」
『話聞いてない俺のためにいつもいつもありがとう!!』
遼くん感げきー!!
そのままの勢いで抱きつけば、和巴ちゃんは後ろに片手をついただけで、なんなく俺を受け止めてくれた。
ちょ、男らしすぎるよ和巴ちゃん!!!
「とりあえず、勉強会始めるにあたって、それぞれの苦手教科をこの紙に書き出せ」
健ちゃんのこの一言で、場が一気に盛り上がる。
「僕、英語が苦手!」
『俺ねぇ、現代文と物理』
「俺も物理……と古文」
『健ちゃんの睡眠タイムだもんね』
「眠くなんだよあのじじい」
「……現社」
「それじゃあ、遼と健の物理から始めよっか」
「「「「『おう!』」」」」
こうして俺らの勉強会は着々と進み、無事にテストも終えられたのだった。
◆◇
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!