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アンタとオレの関係
友達ゲット! -01

そんなうるさい教室内を見回していて、気づいたことがあった。


主に会話をしてる奴らの、俺を見る目がなんというか………普通じゃない。


爛々としてるというか、なんというか。


策略をめぐらしている時の策士の顔とでも言えばいいのだろうか。


とりあえず、獲物を追いつめる狩人の目だ。


…………俺、なんかしたっけ?


考えこんでいた俺の耳に、担任の「佐倉の席は窓際の後ろから二番目の席な」という言葉が入ってきた。


うん。妙なのが多いクラスだけど、特等席じゃん♪ 幸先いいね!


軽い足取りで指定された席に向かう。
そこはもちろん空席で、何故かその後ろも空席という不思議な空間だった。

深く考えてもしょうがない。そう思って、持ってきた学校指定のバッグを机の横にかけ、着席する。

すると、周りの席の人たちが挨拶してきた。


「佐倉くん、僕、秋峰蒼太っていうの。よろしくね!」

「僕は春山和巴」

「俺は神崎健」



前の席の、人なつこそうなちっこいふわふわ茶髪が秋峰蒼太。


隣の席の、理知的で冷たい感じの奴が春山和巴。


その後ろの、痛々しい大量のピアスとグレーの髪が特徴的なデカいのが神崎健。




…………マトモそうな人たちがいました。


すいません、妙なのが多いクラスとか言っちゃって。


何事も最初が肝心。

挨拶されたら明るく元気に挨拶を返そう!


『佐倉遼です。これからヨロシク。あ、わかんないこといっぱいあるから、いろいろ教えてね。』


ファーストインプレッションは外しちゃいけないんだぜ!



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