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突発的小説群
4
そんなことを言われたら、許してしまうじゃないか。
“俺”が貴方を、“良い人”にしてしまうじゃないか。
貴方を嫌いになることで、貴方を覚えていようとしたのに。
これじゃあまるで――。
「嫌いだよ、桐谷さんなんか」
幸せだったみたいじゃないか。
気付いたわけじゃないけれど
「手紙…書くから……」
「いらないよ。俺、読まないから。桐谷さんがイタリアに行ったら、俺、桐谷さんのこと忘れるんだから」
どうして
僕たちは
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