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三日月の誘惑
最初で最後の賭け 第一話 (華原+ヒトミ)≪強姦・ダークシリアス≫


「・・・・・・・・・」

―――また、目をそらした。
あのホワイトデーの日以来、桜川は明らかに俺のことを避けている。

まあ、当たり前だけど。正体ばらしたわけなんだし。
所詮、あんたも他の奴らと同じ。俺の外面ばっか見てたんだろ。

別にばらしたことに対して後悔はしてない。ただ、―――ムカつくんだよな。

そうやってころころと態度を変えられるのって。・・・見てて吐き気がする。

だからさ、

そんな態度二度ととれないようにしてあげるよ。

甘美で妖しい・・・、それでもって入り込んだら決して抜け出せない。
快楽漬けの禁じられた方法で、

ゆっくりとあんたを


犯してやる――――――。




=最初で最後の賭け=



今日、桜川が部活で遅くまで学校にいることはとっくに確認済み。
俺はただそれが終わるのを教室で待つだけだ。そうすれば後は向こうから鞄を取りに勝手に近付いてくる。

ガラッ

教室のドアが開く音が耳に響いた。
俺は座っていた机から静かに立ち、顔を上げた。
まだ暗闇に目が慣れてないのか、手探りで教室の灯りのスイッチを探している桜川。
目がすでにこの暗闇に慣れていた俺には、あんたのしている行動がはっきりと見える。

「遅かったね」
俺は暗闇の中、いつも他の奴の前で演じている声調子で明るく言った。
影がびくっと震えた気がした。

「・・・・・・誰?」
ようやく俺の存在に気づき、スイッチを探す手を止めこちらを見る。
「誰だと思う?」
そう言いながら少しずつ距離を縮めた。
お互いはっきりと顔が確認できるくらい近付いてやると、目を見開いて驚く相手。

「華、原くっ・・・?!」
きっと顔を青くしているだろう桜川が一歩後ずさる。俺は一歩距離を縮める。
「何で逃げるの?」
手をのばし、頬を優しく撫でてやる。するとまたも相手はびくりと身体を縮込める。
「べ、別に逃げてなんかっ・・・・・・」
「あのさ。そういうのってちゃんと相手の目を見て言わないと全然説得力ないよ?」
くすっと笑い、頬を撫でていた手を顎へと持っていき、こちらに顔を向けさせる。
「・・・っや・・・」
か細い声で力なく首を振る。
「―――ムカつくんだよ、その態度」
俺は言葉を続ける。
「いやならもっと抵抗しなって。そういうのって逆に煽るだけだぜ?」
「・・・・・・っ」

急に抵抗しなくなったと思ったら今度は悲しそうに俺を見つめる。
まるで憐れまれてるように――――

「何、・・・その目。ホントにムカつく。あんたさ、自分の置かれている立場理解したほうがいいんじゃない?」
「・・・?」
顔を顰め、話が読めないという表情で俺を見つめ返す。

「暗い人気のない部屋で男と女がこんなに密着してさ。・・・それがどういう意味かここまで言えば分かるよね?」

ぷっくりとした柔らかい唇のラインをつうっとなぞる。

「ぁっ・・・!や、やだ・・・」
ようやく俺が言いたいことを理解した桜川。もう声は泣きそうなぐらいうわずっていて・・・。
俺は宥めるように表面上優しく微笑んでやった。
「・・・・・・ゆっくり時間をかけて快楽に溺れさせてあげるよ。もう二度と、そんな生意気な態度が取れないようにね――――」
「いやっ!!」
俺を突き放し、教室から逃げ出そうとする。
感情に任せて勢いよくドアに手を掛け、必死に開けようとする桜川。
――――逃がすかよ。
鍛えた脚力で追いかけて俺はバンとドアを閉めなおした。
そしてドアとの間に割り込んで、呆然と佇んでいる桜川の前に再び立つ。
「・・・誰が行っていいって言ったの?お楽しみはこれからなのにさ」
「やあっ!お願い、やめてぇ!!」
拒絶の言葉を無視して、その細い手首を掴んで引き寄せた。
その流れを利用して深く口づける。

――――これは、始まりの合図。



これから起きる快楽に二人で溺れる、




ただの序章に過ぎない―――――。




〜あとがき〜
初の連載物・・・。でも強姦ってどうなのよ(自問自答)Lしかもまた雅紀を使ってしまったΣ(〇◇〇;)
このままいくと超×A長いのでここで一話目終了・・・。二話目は激裏になる予感かも(汗)
・・・ほんと重症だな、こんなひどい話を書くなんて。みなさんごめんよぉっ(泣)





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あきゅろす。
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