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* rienのココロ日記 *

カウンセラーrienが日々思うことを綴ります。
[日記]…日常のことなどを語っています。 [カウンセラー]…心理カウンセラーとしてのコラムです。


2008-11-16(日)
[カウンセラー]親しいからこそ

カウンセラーとして座れないのは、やはり身内です。
家族、恋人、友人の前では、私はカウンセラーでなくて、一人の人間となってしまいます。
客観的に、冷静に……いいえ、公平な気持ちで話が聞けないのです。
余りによく知る人物が相手だと、「この人はこんなところがある」と先入観で見てしまうところもあります。そして互いに変に遠慮して言いたいことも言えなくなります。肝心の悩みの奥底へ、親しい人物を招きたがらないのは面談でも多々あることです。

よく、後になって友人にとんでもない苦境や苦悩があったことを知りますよね。相手自身が解決し、「言ってもいいかな」という段階で周りが知り、驚くことは多いのではないでしょうか。
人によっては「水臭い」と思うかも知れませんが、大きな悩みは時として自分のうちに第三者の意見が加わることで、大きく膨張して溢れ、自分では治められないほど膨大なものに育ってしまいます。
私自身もですが、悩みというのはいっぺんに全部を解決できるのは稀で、多くのものは氷山から一片の氷を削るように、ゆっくりゆっくりと減らして溶かして行くものではないでしょうか。

相手の処理速度にあわせて、身勝手なアドバイスもせずに座る。それがカウンセラーの役目の1つです。

悩みが自分の手に余ってしまうのは困る……。
漠然とした不安……でも、なにが原因か解らない……。
でも、誰かに話したい。苦しい……。

そんな時に、カウンセラーにお話して欲しいと思います。
あくまで、解決するのは自分自身。
全くの他人で公平な立場であるカウンセラーに話すことで、自分自身が知らなかったモヤモヤの根本に辿り着くことも多いのです。
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